【2022年10月】Googleアドマネージャー最新アップデート情報

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メディアマネタイズで気になるGoogleアドマネージャーの最新アップデート情報をお届けします。

広告枠の管理(Google Ad Managerリリース)

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動画クリエイティブの新しい価格設定ルール

動画クリエイティブのプログラマティック デマンドに対して、目標インプレッション単価や最小価格を設定できるようになりました。価格は、動画の最小再生時間や動画のスキップ可能性に対して設定できます。

Google アドマネージャーのリリースノート

動画クリエイティブは画像クリエイティブと比較して単価が高い傾向にあり、動画だけを指定して価格設定ルールを作成することで、より枠価値の向上がコントロールし易くなりました。
現状は、動画クリエイティブは画像クリエイティブと比較して案件数が少なく、枠全体の収益を大幅に向上することは難しいですが、今後動画広告が増えていくことが想定されるため、いま一度価格設定ルールの見直しを図ってみてはいかがでしょうか。

ポリシー違反のスクリーンショットの拡張

2022 年 5 月、特定のポリシー違反に関するスクリーンショットをポリシー センターに追加しました。これにより、すべての違反カテゴリが追加されました。今回の更新では、新たに報告された違反についてのみ、スクリーンショットが追加されます。過去のスクリーンショットは利用できません。スクリーンショットを確認するには、アド マネージャーにログインして、次に [管理者] 次に [ポリシー センター] 次に [修正] をクリックします。

Google アドマネージャーのリリースノート

実際にポリシー違反のあったページ(どこまで詳細にスクリーンショットが添付されるかは不明瞭)のスクリーンショットが確認できるカテゴリが増えたようです。
まだ弊社では管理画面上に表示されるスクリーンショットは確認できておりません。
また、goo媒体では独自のタグによるポリシー違反対策も実施しております。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

広告ユニットのパフォーマンス分析情報と収益グループの表示

個々の広告ユニットのパフォーマンスに関する分析情報を表示できるようになります。国別、収益パートナー別、広告枠フォーマット別のデータ表示と、追加のフィルタも使用できます。また、過去 30 日間に広告ユニットをターゲットにしたか、広告ユニットにインプレッションを配信した収益グループも確認できるようになります。

Google アドマネージャーのリリースノート

簡易的ではありますが、広告ユニットのページから収益パートナー別、広告枠フォーマット別の実績が見れるようになりました。
レポートを出さずに簡易的に広告ユニットの状況が把握できるのは便利ですね。
あくまで簡易的であり、情報がインプレッション、収益、eCPMに限られてしまうのでフィルレートであったり、詳細な分析には引き続きレポート作成が必須となります。

ネットワーク設定の管理(Google Ad Managerリリース)

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モバイルウェブでの広告拡張(全画面)

スクロール ベースのコンテンツ内に配置された有効なスロットで、異なるサイズの大型のディスプレイ広告(最大で画面サイズまで)をインプレッション獲得のために競合されるようになりました。モバイルウェブでの広告拡張(全画面)を有効にすると、スクロール ベースのユーザー エクスペリエンスを効果的に収益化できます。

Google アドマネージャーのリリースノート

海外メディアにてよく見かけるフォーマットという印象です。
弊社メディアではまだ実績はありませんが。実際にCPMがどれくらいになるのか?インタースティシャル広告と比較して高いのか、ユーザビリティへの影響はどうなのか?と興味は尽きないところです。
今後様子をみてトライしてみたいと思います。

レポートと最適化(Google Ad Managerリリース)

「サマリー」ホーム ダッシュボードのカスタマイズ

「サマリー」ホーム ダッシュボードをカスタマイズするための方法が新たに追加されました。

データカードを追加して整理 – カードの追加、並べ替えを行って、必要な分析情報を表示、検証できます。
カードのカスタマイズ – 設定しているカードに最も人気のディメンションと指標を表示する、さまざまなデータ可視化から選択できます。
新しいディメンション フィルタの適用 – ダッシュボードのカードを広告ユニット、デマンド チャネル、デバイス カテゴリなどの期間やディメンションでフィルタできます。

Google アドマネージャーのリリースノート

ホーム画面のサマリーにてBIツールライクに見たい指標が設定しやすくなりました。
指標は収益、eCPM、クリック数、クリック率、視認性に限られますが、カジュアルに特定広告ユニットの数値を確認したり、施策実施後の影響をチェックするなど。
これまで他BIツールを使うか、一度レポートを作成しなければならなかったデータを即時閲覧できるメリットは少なからずあると感じます。

メディエーション データが Data Transfer で利用可能に

Data Transfer ファイルでメディエーション データを確認できるようになりました。これまで、メディエーション データはレポートでのみ利用可能でしたが、この更新で、以下を含む同レベルのメディエーション データ分析情報が Data Transfer に含まれるようになりました。

収益パートナータグ – Data Transfer ファイルの新しい列です。メディエーションが広告ソースである場合に、収益パートナータグを報告します。YieldPartnerTag フィールドを確認します。
メディエーションの収益 – Data Transfer ファイルの [EstimatedBackfillRevenue] 列に追加されました。収益グループの見積もり収益額が表示されます。EstimatedBackfillRevenue フィールドを確認します。

Google アドマネージャーのリリースノート

詳細な分析をData Transfer レポートで実施しているメディア様にとっては、より分析軸が増加することで収益改善ポイントが増加するかもしれません。

新しいヘッダー入札指標

新しい指標「ヘッダー入札(検出)」が導入されました。レポートに加え、「需要分析」や「検出された上位の収益パートナー」などの指標がインサイト カードに表示されます。この指標は、ヘッダー入札の需要に関連する広告枠を特定するのに役立ちます。この指標を過去レポートに含めるには、「デマンド チャネル」ディメンションを追加します。

Google アドマネージャーのリリースノート

Googleアドマネージャーでの収益グループを活用したヘッダービディングの実績情報がより詳細に確認可能となります。
収益グループを使ったprebid配信の実装例はまだ耳にしたことがありませんが、OpenBidding配信だけでなく、prebid配信もGoogleアドマネージャーで各Bidderの勝率が分かるなどアドマネージャー完結でprebid配信の分析が行えるのは便利そうです。

エキスパンド広告のブロックのサポート終了

「エキスパンド広告のブロック」の保護がサポート終了となり、アド マネージャーで使用不可能になりました。非推奨になるものには以下が含まれます。
過去レポート – 「広告エクスペリエンス」ディメンションの「クリックして展開」と「ロールオーバーして展開」の値
Ad Exchange の過去レポート – 「エキスパンド タイプ」ディメンション

Google アドマネージャーのリリースノート

著者(writer)
Manegica 事務局

「goo」や「dmenu」をはじめとしたメディアに対して、マネタイズ運用の支援を実施しています。長年のメディア運営によって培ったノウハウや、自社で開発したソリューションを活用し、メディア収益の最大化を実現します。

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